虎ノ子の道

昨夜、ｱｸﾛｽ福岡での　博多織と伊万里焼交流展が無事おわり

帰ると　代表者から、　

「明日は、台風の為　用心して、工房は休みにしたから」

私は、「伊万里は、それるんではないかなぁ」　と　思いましたが、

用心する事は　良いので、従いました。



虎仙窯が、用心するのは、昭和２３年の水害と４２年の水害に

あった為です。　２３年の水害は私達子供は生まれてませんでしたが、

４２年は高校生でした。　凄かったです。　

私達が家を逃げて、１５分位後に　鉄砲水で　自宅・工房は床上浸水し

大きい石が天井まで、ごろごろしてました。


蒔きで焚く　窯は半壊　、近所の家々は流され　亡くなった人もいます。

父の言う事を聞いてなかったら私達も流されてたかもしれません。


「大袈裟なと思うのですが、　用心するようになりました。」


水は、絶対必要ですが、　とっても怖いものでもあります。






「一応、風が吹いても大丈夫なように、１５日から窓を打ち付けてます。」







私は　一人　南波多展示場で仕事してます。

　　虎の子　１号の母